こんにちは、マキモノです。
※この記事は5月4日のリライトです。
最後に追記あります。
新型コロナが蔓延していなかったら、GWの今ごろは実家にいたと思います。
緊急事態の今、父の入院する病院も「面会禁止」になっているし、帰省も自粛しないといけないし。
いつも面会に行ってる母や姉も、父の様子が分からず心配しています。
※
父の突然の事故からもうすぐ2年。
それは2年前のGW明けでした。
夜に実家近くに住む姉から連絡を受けて、次の日の朝早く関西から九州へ向かいました。
心肺停止の時間が長かったため、心臓と僅かな自発呼吸は戻ったものの、意識不明のまま脳の機能もほぼなくなりました。
僅かながら自発呼吸があったので人工呼吸器を装着し、何とか脳の機能が残っている事を期待しましたが、その後の脳波の検査結果は「ほぼ100%回復しない」という事でした。
そのまま丸2年です。
意識が戻る見込みのない父。
「脳死」と呼ぶのでしょうか。
人工呼吸器と点滴だけで生きています。
もうすぐ85歳になります。
新型コロナによる人工呼吸器不足
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200414/k10012386491000.htmlwww3.nhk.or.jp
今回の新型コロナの蔓延で人工呼吸器が不足しているとのニュースを見て、父の入院の時を思い出しました。
父が救急病院から長期入院の為の病院を探すとき、人工呼吸器に対応出来る病院が県内に3,4件しかなく、実家の近くにはなかったので、車で1時間弱かかる病院に入院せざるをえませんでした。
そんなに少ないのかと。
人工呼吸器に対応出来る病院が。
都市部との医療格差をその時に痛感しました。
実家みたいな田舎で蔓延してしまったら、大変な事になります。
※
父が装着している人工呼吸器が新型コロナ患者に使われるものと同じかどうかは分かりませんが、父の場合は気管切開です。
↓みたいな。
延命か、自然な死か。
私達家族が2年間悩み続けてる問題です。
人工呼吸器不足な今、父の分のひとつが誰かを助けるかもしれない…と考える事もあります。
※
今、容態が急変しても病院に入れず看取れないのかな…とか、
今、院内感染が起こってしまったら…とか、
今、亡くなったらまともにお葬式もしてあげられないな…とか、
色々と考えてしまいます。
父の意識が今どこにあるのか分かりませんが、何とか新型コロナの収束まで持ち堪えて頑張ってほしいです。
※追記
父は先日誕生日を迎えました。
もちろん面会禁止で母や姉たちは会いに行けなかったそうです。
来月からは週1日、決められた時間に面会できるようになったようです。
遠方に住む私は「おめでとう」と「ありがとう」をテレパシーで送りました。
ではでは、マキモノでした。
今週のお題「お父さん」
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