こんにちは、マキモノです。
うちの子は学校であったことをよく話してくれます。
面白かったことや嫌だったことや。
先日ふたりでお風呂に入っている時に、
「ねーママ、◯◯くんの友達がね、『生まれてごめんなさい』って言うんだってー。おかしいよね(笑)。」と言ってきました。
うちの子供は、自分の意思で生まれてないのにごめんなさいはおかしい、とか、生んでくれてありがとうならわかるけどごめんなさいっておかしい、とか単に言い回しが面白いって意味の「おかしい」だったみたいだけど。
『生まれてごめんなさい』
この言葉がかなり重く、私の心にのしかかっています。
どこの誰かも知らない子で
その子がどういう意味で言ったのかもわからない。
いろいろと考えてしまいました。
冗談で言ったのか、
テレビやアニメのマネをしたのか…
それとも・・・
親に『生まれてこなきゃ良かったのに。』と言われ続けてるとか・・・
わかりません。
わかりませんが、小学二年生の口からそんな言葉が出てしまったことにすごくショックを受けてしまい、
えも言われぬ悲しい気持ちになってしまいました。
そのあとうちの子が、
「ママ、どうおもう?」と聞いてきたので、
「ママはそんなこと言われたらすごく悲しい気持ちになる。」と言いながら我慢できず泣いてしまいました。
我が子はそんな私を見て、不思議そうなちょっと悲しい表情になって「そうだよね・・」と言っていました。
「そういうこと言われたら周りのみんなが悲しむから言わない方がいいよ。」と言っておきました。
小さな子供が、様々な情報を簡単に見聞き出来る時代。
何処かの誰かのよくない言葉を面白がって真似てしまう。
そういうことかもしれないし。
もしそうであれば、親として私も気をつけなくてはいけないなぁと思いました。
いろいろ考えると気がかりではありますが今のところどうしようもありません。
「生まれてごめんなさい」と言っている友達の友達の子が幸せに生活できますように・・・
マキモノでした。
余談ですが・・
この件で思い出した本の一節「生まれてすいません」。
私が、思春期にありがちな「生まれた意味探し」をしていた時に読んだ、
太宰治の『人間失格』です。